会いたいのに会えないお母さまに
お母さまのお誕生日ギフトにプリザアレンジを
リピート・オーダーしてくださったお客様にお納めした作品を紹介いたします。
施設に入所されているお母さまのお誕生日のお祝いに、プリザーブドフラワーでアレンジメントを贈りたい、とのご要望でした。
このような状況で直接、会って手渡しすることは厳しいようですが、職員の方に託けてお母さまに渡してくださるそうです。
この度は赤やピンクを使って、可愛いらしく華やかにとのリクエスト。
いつものように、お任せで制作させていただきました。
完成してお納めした作品はこちらです。
ご高齢の女性にこそハッキリした鮮やかな色合わせのアレンジメントを!と考えています。
幾つになっても可愛らしいものを側に置き、オシャレを楽しんでいただきたいと娘さんのお気持ちを形にしてお届けしたい!
ピュアホワイトにピンクの蔦模様のこの花器は私もお気に入りのデザインです。
真っ赤なバラとピンク色のバラ、そして温かみを感じられるグリーンのリーフもたっぷりと入れてあります。
お祝いなので紅白を少し表現したく、カスミソウも赤と白を選びました。
なんてきれいなピンクのバラ…花びらの巻き方も本当に美しい。
手前に見えるリーフはベルベット・リーフといいます。
その名のとおり、触り心地も光沢感も上質なベルベット生地のようなのです。
どのアングルからも美しく
アレンジメントを制作するときに、心がけていることの一つにどこから見ても美しい仕上がりにすること、が挙げられます。
表も裏も見分けがつかないくらいにしたいのです。
こちらが一応、裏側の様子になります。
主役になれるガーベラの濃淡二輪の存在感が華やかに見せてくれます。
決められたご予算の範囲で、できる限りたっぷりと花材を使用し、豪華に仕上げます。
左上にある赤いバラ…少し咲き方が他のバラと違うことをお分かりいただけるでしょうか。
花びらが密集し、コロンとした形が愛らしい品種です。
こちらの赤いバラは、ワンランク上のものを使いました。
オリジナルが既に大輪だったものを、メリアという技法でさらに大きく開花させたのです。
ご家族に会うことができなくて、寂しい想いをしていらっしゃるはお母さまも同じこと。
どうか、晴れて手に手をとって直接会える日が来るまで、お元気で少しでも明るいお気持ちを保てますように…そんな想いを込めて印象に残るような大きさにしてみました。
お客様から、無事にお母さまのお手元に届けられたと伺いました。
お誕生日おめでとうございます。
作品の中で使用しているベルベット・リーフについて、インスタグラムでも取り上げています。
次はお客様から頂きましたご感想を紹介いたします。
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