傷んでしまったアレンジメントの修復法
修復も可能ですが、一般的には限界と判断します
湘南平塚でプリザーブドフラワー教室主宰&TCマスターカラーセラピスト。
平塚 花とクラフト華鈴(かりん)です。
ご訪問ありがとうございます。
お手入れ要らずで美しく長く咲き続けるプリザーブドフラワーをご自分でアレンジメントしてみたい方に少人数でレッスンをしています。
カラーセラピーセッションではご自身に気づき、自分を癒す方法もお伝えしていきます。
以前、プリザーブドフラワーのメンテナンス方法をお伝えしましたが、本日はもう少し踏み込んで、傷んだ部分の修復方法の一例をお伝えしていきます。
湿度は低かったものの、徐々に蒸し暑い日が増えてきました。
お仏壇にお供えした生花はあっという間に傷んで、切り戻しやお水交換のお手入れをしても長持ちしませんね。。。
その点、色々なシーンに対応できるプリザーブドフラワーですとかなり長持ちするので、便利です。
残念ながらプリザーブドフラワーは永遠に美しいまま咲き続ける魔法のお花ではありません。
でも、適切なメンテナンスや修復すればお楽しみいただける時間を延ばすことが可能です。
ではまず、傷んでいる部分を表示した画像をご覧ください。
〇で囲んだ部分にご注目ください。
花びらの先端がひび割れたり、ちぎれたり…かなり傷んでいるのがお分かりでしょう。
いくらメンテナンスして埃は無くなっても、これではちょっと残念です。
ちょっと本格的なメンテナンス方法になりますが、コツさえ掴めばできますよ。
ご用意いただく道具はこちらです。
木工用ボンド…¥100ショップなどで入手可能な安価なもので充分です。
ハサミ…できればプリザーブドフラワー専用のものがベストですが、なかなかお持ちの方はいらっしゃらないと思いますので、普通の事務用ハサミでも大丈夫です。
ただし、できる限り切れ味の良いものがいいのです。
爪楊枝、または竹串があると便利です。
まず、ひび割れたり、傷んだ花びらを丁寧にハサミでトリミング(カット)していきます。
画像をご参照ください。
一回で切り取ろうとせず、少しづつ、ゆっくりとひび割れが目立たなくなるところまで切り取っていきます。
この時、大切なのは、真っ直ぐに直線に切るのではなく、元の花びらの形を頭にイメージしながら、緩やかなカーブを描くようにハサミを入れていくことです。
お花の色にご注目いただくと、お花の中心部分とハサミを入れようとしている外側の花びらで随分と色調が違うのがお分かりいただけるでしょう。
元は、深紅でお花の中心部分のような色だったのですが、時間経過と共に、外側の色のように色が褪せてきてしまったのです。
トリミングを試みましたが、かなり深いところまでヒビが入っていることが分かりました。
少し花びらを触ってみますと、ゆらゆらと動きがありましたので、思い切ってこの花びらは抜き取ることにしました。
損傷の大きな花びらを全部で2枚、抜き取りました。
このまま放置しておくと、次々と花びらが取れてしまいますので、ボンドで補強しておきます。
ご用意していただきました、竹串にボンドをポッテリとのせます。
そして、花びらの根元やガクと花びらの隙間に埋め込むようにボンドを入れていきます。
木工用ボンドは始めは白いのですが、感想すると透明になります。
しっかり乾燥しましたら、完成です。
今日のメンテナンス方法はちょっと上級編だったかと思います。
無理をすればお花が壊れて元も子もなくなるかもしれません。
ここまで手を加えなければならないのはもう、プリザーブドフラワーとしての寿命がきたと判断しても良いと思います。
お近くにプリザーブドフラワーの先生や作家さんがいらっしゃれば、直せるのか、諦めた方がいいのか判断もしてくれるでしょうし、お直しを引き受けてくれるかもしれません。
大切な方からのプレゼントだったり、記念品として頂いて思い入れの強いものの場合はプロにお手伝いしていただいた方が安心だと思います。
最後までプリザーブドフラワーをお楽しみいただけますように記事にいたしました。
ご参考になれば幸いです。
本日もおつきあいくださり、ありがとうございました。
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